【語ってみた!】私が思う、湯灌師がブログを書くのに向いている理由5つ

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京都の片隅からこんにちは、ぽっぽです。

私は普段湯灌師として働いています。映画でも有名になった、いわゆる「おくりびと」です。

あるときふと思いました。

ぽっぽ

湯灌師ってブログを書くのに向いているのでは…?

と。

目次

湯灌師の心得とブログを書くのに必要な力の共通点5つ

湯灌師とはおおまかに言うと亡くなった方をお風呂に入れ、お着替えとお化粧をして棺に納める仕事です。映画では体を拭くのみでしたが、そういう場合もあります。

私はブログを書くのに必要な力は5つあると思います。

私が思うブログを書くのに必要な力

❶人のためになる記事を書く力
❷情報をリサーチする力
❸困難を打破する力
❹人にわかりやすくプレゼンする力
❺何かを継続して行う力

湯灌師にはこの力が揃っています。

①人のためになる記事を書く力

ブログに求められているのは「誰かの役に立つか」ということです。

湯灌師の仕事はご遺族様のために故人様を綺麗にする仕事です。

ご遺族様の悲しみを少しでも癒し、より良い形でお別れして頂く。そのために何ができるか、どうしたら良いかを日々考えています。

自分で本を読んで学んだり、仲間と話し合って知識を共有したりと、「これは役に立ちそう」と思ったことはどんどん取り入れていきます。

現場では常に全力で施行にあたりますが、ときには失敗もしてしまいます。

そのときは失敗したことも全て共有して、

⚫︎もっとここはこうしたら良かった
⚫︎こんなやり方もあったんじゃないか

などと意見を交わすこともあります。決して一つの現場たりとも無駄にはしません。

それも全て「ご遺族様のため」なのです。

基本的に湯灌師は「誰かの役に立ちたい」という思いがある人が多いと思うので、この部分は何よりも大きい強みとなるでしょう。

②情報をリサーチする力

内容のあるブログを書くには、中身の濃い情報が必要です。

その情報を得るにはネットからだけでなく、自分で実際に現場に行ったり見たりしてリサーチしなければなりません。

自分で得た一次情報こそ、他の人に必要とされていることだからです。

湯灌師は基本的に移動しながら仕事をするので、行動力はバツグンです。

思い立ったら即行動!とフットワークが軽い人が多いのも特長です。

ぽっぽ

私も湯灌中にご遺族様から宗派について聞かれ、答えられなかったことがあります。
あまりにも悔しくて、次の休みに総本山のお寺に行って勉強してきました。

自分で見て体験したことだからこそ、次からは自信を持って答えることができました。

また意外ですが湯灌師は体力仕事です。大きな故人様を抱えて移動したり、浴槽などの機材を運んだりと結構全身の力を使います。

行動するには体力が必要なので、この部分においても有利かな、と思います。

③困難を打破するためにひらめく力

施行現場では様々な状況に対応しなければいけません。

同じ状況は一つとしてないのです。

状態の悪い方、こだわりのあるご遺族様、契約時間がギリギリなど思わぬ事態に陥ることもあります。事前に情報がある場合もありますが、現場で突然「実は…」となることも多いです。

そんな状況でもプロとして、限られた時間の中で最高の仕事をする。

そのために日頃から培った技術を駆使したり、その場でひらめいて応用を利かせたりすることが必要です。

ブログも同じです。

誰かと同じジャンルの記事を書いたとしても、ひらめく力を使って少し違う角度から見た記事を書くだけで、まったく違うものになると思います。

行き詰まったり、もう無理だと追い詰められたときこそ

⚫︎何か違う方法はないか
⚫︎これとこれを組み合わせてみたらどうだろう

といつもと違う方向から物事を見てみるだけで、案外いい方法が見つけられるかもしれません。

④人にわかりやすくプレゼンする力

ブログは自分はこう考えている、こうしたらいいと思っている、とプレゼンする場でもあると私は思っています。

湯灌師も同じようにご遺族様にプレゼンすることがあります。

故人様のお化粧や髪型などを整える際は、基本的にご遺族様に希望をお聞きしています。

ですが時として

⚫︎こっちの方が似合いそう
⚫︎この方が故人様らしいのでは

と思えばそのようにお声がけすることもままあります。

その際はなぜそう思うのか、ここまではやっていいか等、あくまで会話を重視した上でご遺族様にとっても、故人様にとってもいい方向になるようにプレゼンします。

もちろん専門用語などは使わず、どうしたらわかりやすいかを考えて、できるだけ丁寧に説明するように心がけています。

一部の人にだけわかるようなものでなく、読んだ人全員に内容をわかってもらえるような説明ができる。

それこそが多くの人に読んでもらえるブログに必要な力だと私は考えています。

⑤何かを継続して行う力

どんなに良いブログを書いたとしても、最後はやはりここに行き着くと思います。

継続する力、もはや根性と言い換えてもいいかもしれません。

私たち湯灌師はどんなに大変な現場でも、途中で投げ出すことはできません。

私たちを信じて大切な家族を預けてくれているご遺族様がいる。

故人様に出血があろうと体液が漏れていようと、そこで諦めて手を抜くことはありません。

最後まで精一杯その場でできることをやりきる。

ブログもコツコツ続けて発信しつづけることが大切です。

慣れないうちは一記事を書くのがやっと、ということも多いでしょう。

しかしその一記事を書く、という作業を諦めずにひたすら積み重ねていくことで、やがてその数が自信にもつながりひいては誰かの目に留まりやすくなります。

「なぜベストを尽くさないのか!」(ドラマTRICKの上田次郎のセリフより)これ、私の好きなセリフです(^^;)

5つの力で愛されるブログを書こう

いかがでしたでしょうか?湯灌師という、あまり世間的には知られていない職業の人間側からブログを語ってみました。

❶人のためになる記事を書く力
❷情報をリサーチする力
❸困難を打破するためにひらめく力
❹人にわかりやすくプレゼンする力
❺何かを継続して行う力

どれをとってもファンの多い、愛されるブログを書くためには必要不可欠な力だと思います。

プロの湯灌師としてこの5つの力が身について入れば、ブログでもその力が発揮できるのでは…?と思って書いてみました。

ぽっぽ

いや〜自分で思いついたときはなかなか斬新!と思いましたが、実際に書いてみると結構ムツカシかったです…

私も今年で湯灌歴9年目、年数的には一応中堅ですが、まだまだ勉強あるのみ!ブログも仕事も伸びしろだらけです!(無駄にポジティブ)

これを機に少しでも「湯灌や湯灌師ってなに?どういう人たち?」と興味を持ってもらえたら、と思います。

ほなまた次回、お会いしましょう〜♪

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この記事を書いた人

京都の片隅に住むミドル30代。ヒゲの素敵な夫と子ども2人と暮らしています。
好きなものはバイクと銭湯、古民家。将来の夢はピンクのスーパーカブでお遍路さんを廻ること。

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