うーん、将来が不安だよ〜今からどうお金を貯めていったらいいの?
京都の片隅からこんにちは、ぽっぽです。
社会人になってから数年経ち、自分でお金を稼いで納税するようになってからこのような悩みにたびたび直面するようになりました。
もともと心配性だったこともあり、お金に対する不安はどんどん増すばかり…。
結婚して子どもができてからはさらに考えることが多くなりました。家…車…教育資金…キリがない!
そんなある日「FP(ファイナンシャルプランナー)という資格があることを知りました。
公的年金や基礎控除、やったことないけど投資や不動産の知識も学べると聞いてがぜん興味が湧きました。
「お金に対する知識を少しでも増やしたい」
「教育資金や万が一の備えのために上手に貯金したい」
そう思っていた私は、思い切ってFP3級の試験を受けてみることに!
とはいえ仕事や家事、育児をしながらどうやって勉強すればいいのか、本当に合格できるのか…いろいろと迷ったり考えたりしました。
そこで今回は同じく「働きながら子育てをしているけれど、FP3級を受けてみたい!」という方の参考になればと、私がFP3級に一発合格するまでの勉強方法をまとめてみました。
合格までの勉強時間
勉強した期間は約3ヶ月。平日は平均30分〜2時間、休日は3〜4時間
主に使った勉強道具
みんなが欲しかった!FPの教科書(3級)、問題集、キャンパスノート、サラサの青のボールペン、電卓
FP3級に合格するには80〜150時間程度の勉強時間が必要だといわれています。
1週間の猛勉強で合格する人もいますが、マイペースな性格を考慮して私は3ヶ月かけて勉強することにしました。
1日の勉強時間を少なくする代わりに対策期間を長く取る作戦です。
ちなみにFP技能検定の実施機関は『一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)』と『NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)』と二つありますが、今回は日本FP協会を選びました。理由としては
- 実技が興味のある分野の資産設計であること
- 合格率が「きんざい」よりも高いこと
が理由でした。
FP3級試験までの期間別勉強方法
私が受けようと思ったFP3級の試験は2022年5月23日が試験日でした。そこから逆算して、本格的に勉強をしだしたのは2月に入ってからになります。
【試験日3ヶ月前〜2ヶ月前】全体的にざっと内容を把握する
まずはテキストをさらっと読んで、ざっくり内容を把握することから始めました。
FP3級の出題範囲は広く、日常生活の中ですでに知っている分野から全く未経験の分野まで全部で6チャプターあります。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
どこから始めてもいいのですが、今回は初めての受検なのでチャプター1から順番に勉強することに。
少しでも記憶に残るように音読する→1セクション終わるごとにテキストの問題を解く→1チャプター終わるごとに問題集の問題を解く(答えはノートに書いて何度でも使えるようにする)を6チャプター分繰り返しました。
テキストを音読しながら自分で「ここは要チェックや!」と思ったところはマーカーをひいて、とにかくテキストと仲良くすることを重視しました。
電卓は簿記の受検の時に買ったものを使用。サイズは大きいですが、ボタンが押しやすく液晶も見やすいので重宝しています。
【試験日2ヶ月前〜2週間前】テキスト&動画で本格的に理解を深める
一度テキストを読み終わったところで、次はもう一度テキストを読みつつ動画で理解を深めていきました。
テキストは持ち運びに便利なように、あらかじめチャプターごとに分割してカスタムしておきます。カッターとテープがあれば簡単にできます。
テキストが分厚いと何だか手強い感じがしますが、細分化していくことで「これならできそう」と取り組みやすくなります。
動画は主に『1級FP技能士のおーちゃん』の動画を参考にしました。おもしろくて時間が短いので、動画が苦手な私でも集中して見やすかったです。数字のゴロ合わせには本当にお世話になりました。
実際に試験に出て「これはあのときの…!」と思ったり
ただし略語や説明を短縮している部分があるので、後でノートをみたときに意味不明にならないように、その都度テキストや他の動画で補足していく必要があります。
補足で参考にしたのは『お金の寺子屋』です。有名な動画だけあって、勉強内容の理解を深めるにはバッチリの動画です。
ノートを取るときに使ったペンはサラサの青の0.4のボールペンです。このペンでガリガリとノートやテキストに書きまくりました。
普段ノートやメモには黒のボールペンしか使わないので、「いつもと違う感じ」にテンションが上がってヤル気も出ました!
動画を見て図や用語の意味を書いていく→また1チャプター終わるごとに問題集の問題を解く→これをまたもや6チャプター分繰り返しました。
【試験日2週間前〜前日】過去問をひたすら解いて問題形式や出題傾向に慣れる
試験直前はとにかく過去問を解くことに集中しました。
以前簿記3級を受けたときは過去問を解く時間が圧倒的に不足し、その結果問題形式に慣れることができず不合格に…。
今回は同じ轍は踏まない!
通勤の行きはノートを見直して重要なポイントだけは絶対に覚えるようにして、帰りの電車では過去問道場で過去10年分の学科、実技問題をランダムにこなして慣れていきました。
他にも家事や子どもを見ている間のスキマ時間にも過去問を解き、問題と答えを覚えるくらいやりこみました。
模擬試験問題はあらかじめ「この日にやる!」と決めて試験当日と同じ時間を計って解きました。間違えた部分はチェックして再度復習し、自分の中に定着するまで何度も見直します。
勉強時間を確保する方法
FP3級を受検するにあたって、初めにスケジュール手帳に1ヶ月ごとの大まかな計画表を書いておきました。できなかったら随時変更してこまめに計画を見直すのがポイントです。(最低でもこの時期までにはここまで進んでおく、など)
チャプターが1つ終わったら手帳に書き込んでおくなど、どこまで勉強が進んだかを目に見える形で残しておくとゴールが近づいてくるのを実感できます♪
勉強時間は平日と休日、それぞれ別に確保するとメリハリをつけて取り組めます。
【平日編】スキマ時間を活かして何かひとつは覚える
平日は朝活&スキマ時間を有効に使うことで勉強時間を確保しました。
- 朝5時半起きで動画を視聴&ノートを取る
- 通勤電車の中でテキストorノートで復習
- 夕飯後とお風呂後にまた動画で勉強、テキストの問題を解く
仕事と家事と育児の合間のわずかな時間も逃さないように、手元にノートやテキストなど何かしらの勉強道具を置いておきました。
「今や!」と思ったときにすぐに勉強を始められるのでヤル気を逃さずに済みます。平均勉強時間は1時間〜2時間。
【休日編】まとまった時間を生かして問題を解きまくる
休日は普段は時間をかけられないところに時間をかけて、じっくりと取り組むようにしました。
- 問題集の問題をひたすら解いて、解けなかった部分をチェックして復習。目標は3回に設定。
- 平日は避けがちな苦手分野(金融、不動産)を重点的に勉強して、意味や計算の方法を理解できるまで調べる。
平均勉強時間は3〜4時間。
【試験日当日】間違えたところを最後まで復習する
試験日当日は電車で試験会場まで向かいます(マイカー、バイク、自転車は乗り入れ禁止のため)。試験開始20分前から説明があるので、1時間前には最寄り駅に着くようにしました。
受検票、本人証明書(写真入り)、テキスト、筆記用具(シャープペンシル、HB鉛筆3本、消しゴム)、腕時計、飲み物、お昼ごはん
※お昼ごはんはあらかじめ持っていきましょう。試験会場近くで買おうと思っていましたが、案外コンビニが近くになくて遠くまで買いに行くハメになったので…。精神的に落ち着いて試験に臨むためにもお昼ごはんは大事です。
※写真入りの本人証明書(運転免許証など)が必要です。ない場合は指定サイズの証明写真を1枚、当日試験本部に提出する必要があります。
※腕時計は時計機能のみが付いたものが使用OKです。スマートウォッチなどは禁止されています。
私は自作のノートを持ち込んで試験の直前、休憩時間に復習しました。周りではテキストを持ってきている人が多かったので、テキストの方が良かったかな…とちょっと後悔。
試験は学科が10:00〜12:00(120分)(マークシート形式で○×式が30問、三答択一式が30問の合計60問)、お昼休憩を挟んで実技が13:30〜14:30(60分)(マークシート形式三答択一式20問)です。
学科試験は開始60分後から途中退室が可能になります。
実技試験の前には学科で迷った分野をしっかり見直して対策を練り直しました。(同じ部分でつまづきたくなかったので)おかげで実技試験は少しだけ余裕を持ってできました。
試験問題は持ち帰れます。当日の17:30以降に公式サイトで模範解答が発表されるので自己採点。自己採点では合格ラインを大幅に超えていたので、あとは約1ヶ月後の合格発表まで落ち着いて待つのみでした。
【合格発表とこれから】FP3級合格!もっといろんな知識を身に付けたい
1ヶ月ちょっとしてから合格証書と結果通知が届きました。
結果:学科54/60点 実技90/100点 で合格でした!
合格してから変わったこと
- 以前は全く興味もなく、知識もなかった不動産や金融のことにも少し興味が出てきた。
- 公的保険や控除について理解を深められた。今必要な保険や節税の仕方がわかった。
- 財産分与についての知識を得られたことで、相続対策の不安が減った。
- 簿記3級再受験への意欲が湧いてきた。
- 勉強する楽しさを知ることができた。
初めはただ何となく「お金についての知識を増やしたいな」くらいの気持ちで勉強を始めました。
なかなか勉強時間を取れない時期もあり、正直受験を諦めようかと思ったこともありました。
しかしテキストを読み進めていくうちに「どうせなら満点を目指したい!」「もっと早く勉強しとけばよかった!」と思うようなり、気が付けばボールペン1本を使い切り、2本目に行くほどノートに書き殴っていました。
FP3級を取得すると日常生活で活用するための基礎的な教養がしっかり学べます。
が、個人的にはやはり勉強する楽しさを知ることができたのが一番の収穫になりました。普段あまりマジメに勉強しないので、ひとつ新しく学ぶたびに新鮮な気持ちになってみたり(笑)
今後はFPの知識を家計に活かすことを主として、さらに上位の資格を目指したり、他の資格についても勉強してみたいと思っています。
まだまだ勉強あるのみ!
ほなまた次回!お会いしましょう〜♪
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